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次亜塩素酸水の使い方、効果を解説!手指消毒や噴霧は大丈夫?

当記事はこんな人におすすめ
  • 次亜塩素酸水の使い方や効果を知りたい
  • 手指の消毒や噴霧に使っていいのか気になる
  • 次亜塩素酸水とアルコールでは、どちらのがいいか知りたい

最近、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で、いろいろな除菌剤が注目されています。

コロナ以前は、アルコール除菌剤、塩素系漂白剤、ノンアルコール除菌剤の3つがメインの除菌剤でしたが、コロナ禍になり今まで注目されていなかった「次亜塩素酸水」も除菌剤として注目され始めました。

次亜塩素酸水について、今まで注目されていなかったからこそ、どんな性質で、どんな使い方をできるのか、理解している人は少ないのではないかと思います。

この記事では、次亜塩素酸水の使い方や効果についてご紹介いたします。

ちなみに、僕は日用品メーカーに勤務しており、最近では次亜塩素酸水を分析することもあります。
安全性に関わることもあるので、メーカー社員として出来る限り解説したいと思います。

なお、参考資料は、全て厚生労働省(国)のものです(2021年6月時点)。

目次

次亜塩素酸水とは?濃度は?

次亜塩素酸水は、次亜塩素酸を主成分とする水溶液で、除菌効果があります。

濃度によって、3つにわけることができます。

・強酸性次亜塩素酸水 有効塩素濃度:20~60mg/kg(ppm)、pH 2,7以下

・弱酸性次亜塩素酸水 有効塩素濃度:10~60mg/kg(ppm)、pH 2,7~5.0

・微酸性次亜塩素酸水 有効塩素濃度:10~30mg/kg(ppm)、pH5,0~6,5

当然ですが、有効塩素濃度が高いほど除菌効果も高くなります。

pHは液性を示しており、pHが低いほど酸性が強くなり、pHが6~8の範囲は中性になります。

強酸性次亜塩素酸水は、字のとおり強酸性で、触るとピリピリするかもしれません。

中性は、食器用洗剤など日常的に使っているものと同じ液性です。

なので、市販で売られている次亜塩素酸水は、微酸性か弱酸性のものが多いと思います。

上記の詳しい内容はこちらの資料をご覧ください。

なお、次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸は違う物質です。

次亜塩素酸ナトリウムはアルカリ性で、次亜塩素酸は酸性です。

次亜塩素酸ナトリウムは、市販の塩素系漂白剤(ハイターなど)などの主成分です。

次亜塩素酸水は、次亜塩素酸ナトリウムよりも不安定なため、短期間で使い切るのがいいです。

使用期間が気になった方は、製造メーカーに問い合わせて確認することをおすすめします。

作り方、有効塩素濃度、資材などによって使用期間は異なるためです(メーカーとしての保証期間も異なりますので)。

次亜塩素酸水の使い方(除菌方法)について

次亜塩素酸水の使い方は、次のとおりです。

・モノの除菌には使用可

・手指の除菌(消毒)には使用不可(手指に触れることも推奨されていない)

・空間除菌には使用不可

厚生労働省の資料に基づいて、解説いたします。

モノの除菌について

厚生労働省のホームページには次のような記述があります。

<次亜塩素酸水による除菌方法>

①拭き掃除には、有効塩素濃度80ppm以上(ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムを水に溶かした製品の場合は100ppm以上)の次亜塩素酸水をたっぷり使い、消毒したいものの表面をヒタヒタに濡らした後、20秒以上おいてきれいな布やペーパーで拭き取ってください。元の汚れがひどい場合などは、有効塩素濃度200ppm以上のものを使うことが望ましいです。

②生成されたばかりの次亜塩素酸水を用いて消毒したいモノに流水掛け流しを行う場合、35ppm以上のものを使いましょう。20秒以上掛け流した後、きれいな布やペーパーで拭き取ってください。

引用元:新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について(厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ページ)

①と②のどちらも手間のかかる方法ですが、これらの方法を実際に行っている人はいるでしょうか。

例えば、①の方法で机を除菌しようとしたら、机の表面を液体で満たし、机の表面が見えなくなる状態にしなければなりません。

さらに、20秒以上もその状態にしなければならないため、机の上で流れたり、机から流れ落ちたりする可能性も十分あります。

手指には使用不可で、モノの除菌をするときでも、手指に触れないようにしましょう。

すぐに手荒れを起こすわけではありませんが、放っておくと手荒れに繋がります。
よって、手洗いを後回しにずに、すぐに手を洗うことをおすすめします。

一方、次亜塩素酸ナトリウムを含む除菌剤(漂白剤)は、次のような使い方をします。

<次亜塩素酸ナトリウムによる除菌方法>

市販の家庭用漂白剤を、次亜塩素酸ナトリウムの濃度が0.05%になるように薄めて拭きます。その後、水拭きしましょう。

引用元:新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について(厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ページ)

二度拭きは必要ですが、次亜塩素酸水よりも使い勝手は良さそうです。

ちなみに、アルコールは次のような使い方です。

<アルコールによる除菌(消毒)方法>

濃度70%以上95%以下(※)のエタノールを用いて拭き取ります。
(※) 60%台のエタノールによる消毒でも一定の有効性があると考えられる報告があり、70%以上のエタノールが入手困難な場合には、60%台のエタノールを使用した消毒も差し支えありません。

引用元:新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について(厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ページ)

アルコールが一番使い勝手が良さそうですね。

次亜塩素酸水、次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)、アルコールでそれぞれ使い方が違うので、それぞれの使い方を把握した上で使いましょう。

空間噴霧、空間除菌について

厚生労働省のホームページには、次のような記述があります。

<空間噴霧について>

世界保健機関(WHO)は、新型コロナウイルスに対する消毒に関する見解の中で、「室内空間で日常的に物品等の表面に対する消毒剤の(空間)噴霧や燻蒸をすることは推奨されない」としており、また、「路上や市場と言った屋外においてもCOVID19やその他の病原体を殺菌するために空間噴霧や燻蒸することは推奨せず」「屋外であっても、人の健康に有害となり得る」としています。また、「消毒剤を(トンネル内、小部屋、個室などで)人体に対して空間噴霧することはいかなる状況であっても推奨されない」としています。

引用元:新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について(厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ページ)

簡単にまとめると、次のとおりです。

人の健康に有害となり得るため、消毒剤の空間噴霧や燻蒸(くんじょう:燻し蒸すこと)は推奨していない

次亜塩素酸水に限らず、アルコールでさえ空間噴霧は推奨されておりません。

空間噴霧をするなら、少なくとも人がいない状態で噴霧しなければなりません。

さらに、こんな記述もあります。

<次亜塩素酸水の空間噴霧について>

ウイルスを無毒化することを効能・効果として明示とする場合、医薬品・医薬部外品の承認が必要です。現時点で、「空間噴霧用の消毒薬」として承認が得られた次亜塩素酸水はありません。

引用元:新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について(厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ページ)

以上のことからも、次亜塩素酸水を空間噴霧するのは避けた方がいいでしょう。

メーカーの見解と異なるのでは?

この項目は、個人的な考えが含まれます。

ここまで記事を読んだ方で、「厚生労働省(国)と次亜塩素酸水を販売しているメーカーで見解と違うではないか」、と疑問に感じる方もいると思います。

次のような点から、国とメーカーでは見解が違うのだと考えます。

国:試験に加えて、可能な限り、あらゆる使用条件を想定して物事を判断している

メーカー:メーカーの行った試験条件では問題がなかった(あらゆる使用条件を想定しているわけではない)

メーカーは、一定の試験をクリアしているはずなので、嘘を言ってるわけではありません。

ただ、製品を使うお客さんは、メーカーの想定していない使い方をすること多々あります(その結果、苦情としてメーカーに届くこともあります)。

とはいえ、個人で製品を使用する場合、メーカーも国も強制力はありませんので、使用する個人の判断になります。

次亜塩素酸水が手に付いたときの対処方法

次亜塩素酸水の濃度や体質にもよりますが、手に付いたからといって、すぐに手荒れするわけではありません。

ただ、「後で手洗いすればいいや」と思って、結局手洗いを忘れる場合もあるので、手に付いたらすぐに手洗いすることをおすすめします。

万が一、付着してから時間が経って、痛みや違和感を感じたり、目に入ったり、誤飲した場合は、製品のラベル情報を持って、病院に行きましょう。

製品のラベルには、いろいろな対応方法が記載されています。

スマホなどで写真を撮ったり、可能であれば現物を持参して、専門医に見せて、適切な処置を受けましょう(メーカーに問い合わせても、似たような回答をすると思います)。

除菌、消毒にはアルコールがおすすめ

次亜塩素酸水の使い方、効果、安全性などを解説してきましたが、除菌、消毒には、次亜塩素酸水よりもアルコールの方が使い勝手がいいです。

コロナが蔓延し始めたときは、アルコールが入手しづらくなり、食器用洗剤や次亜塩素酸水が代替品として使えるようになりました。

ただ、現在は、世の中に多くのアルコールが流通しています(2021年6月時点)。

わざわざ使い勝手の悪い次亜塩素酸水よりも、使い勝手の良いアルコールの方をおすすめします。

おすすめのアルコール製剤

北里大学が、具体的な製品(市販品)で、新型コロナウイルスを不活化(ウイルスなどを死滅させること)できるかどうかの検証を行い、その結果を公表しました(2020年9月1日)。

詳細はこちらからご覧ください。

結果に載っているアルコール製剤をご紹介いたします。

まとめ

以上、次亜塩素酸水の使い方、効果についてまとめました。

また、メーカーと厚生労働省(国)のそれぞれの見解についてもまとめました。

個人的には、使い勝手の悪い次亜塩素酸水よりも、使い勝手の良いアルコールの方をおすすめします。

次亜塩素酸水を使う場合は、使い方をしっかり認識した上で、使用しましょう。

この記事が参考になれば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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