新型コロナウイルスに対する消毒、除菌に有用な商品について

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)が流行し、誰しもが日々の感染予防に気を使っていると思います。

当初はアルコール消毒液の需要が急増し、世間でアルコール消毒液を見る機会が減りました。

最近では、各企業でアルコール消毒液の製造を始めたり、アルコール消毒液以外の製品もコロナ対策に使われるようになりました。

そして、北里大学が、具体的な製品(市販品)で、新型コロナウイルスを不活化(ウイルスなどを死滅させること)できるかどうかの検証を行い、その結果を公表しました(2020年9月1日)。

詳細はこちらからご覧ください。

本記事では、北里大学が公表した結果についての解説と補足をしたいと思います。

具体的な商品については「具体的な商品について」をご覧ください。

目次

注意事項

早速の注意事項になります。

北里大学が公表した内容には、新型コロナウイルスを不活化した製品、不活化しなかった製品があります。

ただし、北里大学が試験した条件での結果であって、その他の条件で試験をした場合には結果が違ってくることもありえます。

つまり、北里大学の試験結果では不活化できたなかった製品でも、違う条件(例えば、ウイルスの数を少なくするなど)で試験すると不活化できる場合もあります。

一方で、消毒、除菌対象に汚れなどが付着していたら、不活化できる条件でも不活化できない可能性があります。

この点はご留意ください。


また、厚生労働省が発表している内容と違う可能性があります(2020年9月時点)。

これは、更新がまだされていないか、上記のように試験を条件によっては結果が変わる可能性があるためだと考えられます。

(ちなみに、実際の新型コロナウイルスを使って試験をして結果を確認しているので、薬機法違反にはならないと考えております)

消毒と除菌について

この項目は、気になる方だけご覧ください。

皆さんは、消毒と除菌の違いをご存知でしょうか。

消毒は、「病原性の微生物を死滅させて、害のない程度にすること」です。

除菌は、「菌の数を減らすこと」です。

どちらも「全て(種類ではなく数)」に対して有効ではありません。


この2つの言葉は、法律上使い分ける必要があります。

「消毒」「殺菌」「滅菌」は、医薬部外品や指定医薬部外品(医薬品から医薬部外品に移行した品目)のみに使用できる言葉です(薬機法で決められています)。

一方で、洗剤などの雑貨品は、上記の言葉を使うことはできず、「除菌」が使われます。

医薬部外品や指定医薬部外品は、身体に使用することを目的とした製品です(手の洗浄や、手の消毒など)。

「除菌」をうたった製品は雑貨品に分類され、モノに使用することを目的としています。

モノには食品も含まれますが、食品に使用する場合は、食品添加物のみからなる製品を使用しなければなりません(食品衛生法で定められています)。

簡単にまとめると、次のようになります。

  医薬部外品、指定医薬部外品 雑貨品
製品名の例 アルコール消毒液 アルコール製剤
使用可能な文言 消毒、殺菌、滅菌 除菌
使用対象、目的

身体に使用すること
(手の洗浄、手指の消毒など)

モノに使用すること
(食器の除菌、食材の除菌など)
手指への使用 使用可能
(薬機法)
使用不可
食品への使用 使用不可 使用可能
ただ、食品添加物のみからなる商品のみ(食品衛)

以上の内容は平時に適用されますが、新型コロナウイルスが流行している現状は例外です。

アルコール消毒液の供給が追い付かないため、医療機関等においてのみ雑貨品のアルコール製剤であっても、エタノール濃度60%以上であれば、代替品として手指に使用できます(厚生労働省より)。

具体的な商品について

ここから、具体的な商品についてです。

商品は、アルコール類、ハンドソープ類、台所洗剤類、お掃除類に分類されます。

各項目で、いくつかピックアップした商品を掲載いたします。

詳細は、冒頭のリンク先をご覧ください。

なお、次亜塩素酸ナトリウムを含む漂白剤類については割愛します。

アルコール類

アルコール類は、エタノール濃度が50%以上だと不活化できたようです。

その中でも、試験で効果を確認したものを掲載いたします。

なお、ワイドスキッシュ、パワースキッシュ、ノロスターは食品添加物なので、食品に対しても使用できます。


ハンドソープ類

ハンドソープ類は、既に多くの人が日常的に使用していると思うので、詰め替え中心で掲載いたします。

余談ですが、大容量品は場所さえとりますが、コスパは圧倒的に良いのでおすすめです。


台所洗剤類

こちらも、既に多くの人が日常的に使用していると思うので、詰め替え中心で掲載いたします。

お掃除類

アルコール類の商品が品薄のとき、代替として、このお掃除類の商品が良いと考えます。ただし、食品添加物ではないため、食品には利用できません。


有効な界面活性剤について

経産省、製品評価技術基盤機構(NITE)により、新型コロナウイルスに対する効果を確認した界面活性剤は、下記のとおりです。

さらに、今回の北里大学の試験では、下記の界面活性剤のうち、◎のものは1分間接触で、〇のものは10分間接触で効果を確認しました。

製品を選ぶ際の参考にしてください。

・直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム 0.1%以上(〇)

・アルキルグルコシド 0.1%以上(◎)

・アルキルアミンオキシド 0.05%以上(◎)

・塩化ベンザルコニウム 0.05%以上(◎)

・塩化ベンゼトニウム 0.05%以上(〇:0.01%以上で効果を確認)

・塩化ジアルキルジメチルアンモニウム 0.01%以上

・ポリオキシエチレンアルキルエーテル 0.2%以上

まとめ

以上、新型コロナウイルスに対する消毒、除菌に有用な商品についてまとめました。

北里大学の試験によって、市販品でも新型コロナウイルスに有効だとわかりました。

これまでは成分のみの公表でしたが、具体的な商品でも有効とわかると、安心感が変わります。

アルコール類はとても需要が高いので、品薄になりそうです。

ただ、お掃除類の商品を使えば、似た用途で使用できることでしょう。

いまだ終息の目途が立っていないので、日々の消毒、除菌がとても重要になります。

この記事が、感染予防対策の参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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