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お風呂やシンクのお掃除方法を解説~水垢汚れを落とす洗剤~

当記事はPRを含みます。

水垢(あか)汚れは、お風呂場やシンクに発生する「白い汚れ」です。

ステンレスの蛇口や、黒い浴槽などに発生すると、特に目立ちます。

この汚れを落とすのに、苦労されている方は多いのではないでしょうか。

そこで、水垢汚れの正体、種類と、汚れの落とし方をご紹介いたします。

目次

水垢汚れの正体

水垢汚れの正体は、水に含まれるミネラル分が乾燥したものです。

水に含まれるミネラル分は、主にカルシウム、マグネシウム、ケイ素で、これらが白い汚れを作っています。

そして、汚れの落とし方から、水垢汚れは大まかに3つの種類に分かれます。

①カルシウム、マグネシウムの多い汚れ

②ケイ素の多い汚れ

③カルシウム、マグネシウム、ケイ素全てが多い汚れ


実は、①と②では汚れの落とし方が変わります。

こういった違いがあるので、汚れを落とすのに苦労する人が多いのだと思います。

水垢汚れの種類が地域によって違う理由

引用元:https://www.kuritac.co.jp/column/map.html


水垢汚れに①〜③の種類がある理由は、各地域によって利用されている水質が違うからです。

日本全国の水質を示した写真のご覧ください。

硬度はカルシウムとマグネシウム、シリカはケイ素のことです。

関東や九州、沖縄の水は、硬度とシリカのどちらか一方、または両方とも高いことがわかります。

これらの地域の水は、比較的水垢汚れができやすいです。

水垢汚れの落とし方

水垢汚れの落とし方は、①と②で違います。

順番にご説明いたします。

③は、①と②の方法を組み合わせればいいので、省略いたします。

なお、以降で説明するのは、落としにくい汚れに対してです。

汚れが強固でなければ、ふきん等でこすっただけでも汚れを落とせます。

硬度の高い水垢汚れの落とし方

硬度の高い水垢汚れは、後述するシリカの高い汚れに比べて、簡単に落とせます。

硬度の高い水垢汚れは、いわゆるお風呂用洗剤で落とせます。

お風呂用洗剤には、キレート剤(金属イオン封鎖剤)という成分が含まれており、この成分が水垢汚れに有効です。

お風呂用洗剤は、ほとんどのものが「中性」ですが、水垢汚れには「酸性の洗剤」も有効です。

例えば、「クエン酸」洗剤です。

(クエン酸はキレート剤でもあるので、酸性洗剤の中でもかなり有効です)

汚れに洗剤を吹き付けて、ふきん等でこすれば落とせます。

汚れが強固であれば、洗剤の接液時間を長くすれば、汚れを落としやすくなります。

洗剤を吹き付けて、ラップ等で覆う方法はとても効果的です。

なお、シリカの高い汚れで紹介する「メラミンスポンジ」や「研磨剤」を使っても、汚れを落とせます(が、注意が必要です)。

シリカの高い水垢汚れの落とし方

シリカの高い汚れは、かなりやっかいです。

なぜなら、洗剤がほとんど効かないからです。

唯一、濃いめのアルカリ洗剤であれば、汚れを落とせるかもしれません(例えば、濃いめの重曹、セスキなど)。

ですが、濃いアルカリ洗剤は、それだけ危険性も増すので、安全性を考えるとおすすめできません。

なので、洗剤以外の方法で、「メラミンスポンジ」や「研磨剤」でこする方法が有効です。

洗剤は、化学的な力で汚れと反応して、汚れを溶かしています。

しかし、「メラミンスポンジ」や「研磨剤」は、物理的に汚れをこすり落としているのです。

こすり洗いは、力の加減によって、材質(シンクのステンレスやお風呂の浴槽など)を傷める可能性があります。

なので、力の加減に注意したり、目立たないところで試してから汚れを落としましょう。

オススメの洗剤

①は、キレート剤を含むお風呂用洗剤などであれば、なんでもいいと思います。

酸性の洗剤は、クエン酸をおすすめします。

酸性の洗剤の中には、リン酸を含むものもありますが、洗浄力が高い分、危険性(手荒れなど)も高くなります。

ゴム手袋などをすれば問題ありませんが、安全性を考えるとクエン酸の方がいいです。

②は、重曹やセスキ(炭酸ナトリウム)が、安全で使いやすいです。

セスキは、重曹よりはアルカリが高いので、注意が必要かもしれません。

なお、洗剤は、安全性の高いものでも、人によっては手荒れする可能性がありますので、その点はしっかりと覚えておきましょう。

手に付いたら、すぐに水で流すなどの処置をするように心がけましょう。

何をやっても全く汚れが落ちない

洗剤、メラミンスポンジ、研磨剤を使っても、汚れが落ちないこともあります。

その場合は、汚れではなく、(シンクや浴槽などが)傷んでいる可能性があります。

日々の対策

日々の対策は、水を使った後に、極力水を残さないことです。

ふきん等で拭いたり、水切りなどで水を流し切ると水垢汚れは発生しにくくなります。

(とはいいつつ、正直、毎回やるのは面倒なので、定期的なお掃除でいいと思います)

まとめ

以上、水垢汚れの種類と落とし方についてでした。

水垢汚れは、地域によって種類が違います。

そして、汚れによって、適切な落とし方は違います。

SNSには「私は○○の方法で水垢を落とした」という情報がありますが、それが必ずしも自分に当てはまるとは限りません。

最後にポイントをまとめます。

硬度の高い水垢汚れには、キレート剤(金属イオン封鎖剤)を含むお風呂用洗剤か、酸性洗剤のクエン酸が有効です。

シリカの高い水垢汚れには、メラミンスポンジや研磨剤が有効です(濃いめの重曹、セスキは、注意しながら使いましょう)。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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