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- キッチンのステンレスしシンクの掃除を効率的にしたい
- ステンレスキッチンの掃除でおすすめの洗剤を知りたい
キッチンのシンクはステンレス製のことが多く、水垢(あか)汚れや食品汚れなど、いろいろな汚れが目立ちやすいです。
そこで、この記事では、キッチンのステンレスシンクの掃除について、おすすめの洗剤4選とおすすめの掃除方法をご紹介いたします。
なお、当記事の執筆者はこんな人。
・化学の分野で博士号を取得
・洗剤メーカーに勤務して6年
キッチンの調理台の掃除に関しては、以下の記事を参照ください。
キッチンのシンクにある汚れの種類
キッチンのシンクにある汚れは、主に「食品汚れ」と「水垢汚れ」で、水垢汚れが目立ちやすいです。
なお、シンクの場所によって付きやすい汚れは変わり、平らな面には食品汚れと水垢汚れ、垂直な壁面には食品汚れがつきやすいです。
また、排水溝付近や三角コーナーなどには、食品汚れに加えて、菌類の汚れがついているかもしれません。
場所によって掃除の仕方を変えると、掃除が楽になるかもしれません。
上の地図のように、地域によって水質が変わるため、水垢汚れの中身も変わります。
全硬度はカルシウムとマグネシウム、シリカはケイ素のことです。
全硬度が高い地域は、カルシウムやマグネシウムを含む水垢汚れが、シリカが高い地域では、ケイ素を含む水垢汚れができやすいです(両方高い地域は、いずれの成分も含む水垢汚れになります)。
というより、シリカの高いところの水垢汚れは、クエン酸やキレート剤では落とせないため、クレンザーを使わなければならないのです。
キッチンのシンクの掃除におすすめの洗剤4選
個人的におすすめの洗剤は、この4つです。
おすすめ洗剤① 酸素系漂白剤「オキシフィニッシュ」
成分は以下のとおりで、シンクの各汚れに効果を発揮します。
洗剤の成分 | 対象汚れ |
過炭酸ナトリウム、界面活性剤、アルカリ剤 | 食品汚れ |
過炭酸ナトリウム | 菌類 |
水軟化剤 | 水垢汚れ |
なお、界面活性剤に抵抗のある方は、過炭酸ナトリウムとアルカリ剤のみ「オキシクリーン」がおすすめです。
おすすめ洗剤② 水まわり用輝き洗剤「キーラ」
成分は以下のとおりで、シンクの各汚れに効果を発揮します。
洗剤の成分 | 対象汚れ |
界面活性剤(17%) | 食品汚れ |
クエン酸 | 菌類 |
研磨剤、pH調整剤、金属封鎖剤 | 水垢汚れ |
クエン酸と研磨剤が含まれているので、全国の水垢汚れに対応できる洗剤ですが、どちらかというと、全硬度の高いところの水垢汚れに向いています。
おすすめ洗剤③ 「ウルトラハードクリーナー ウロコ 水アカ用」
成分は以下のとおりで、こちらもシンクの各汚れに効果を発揮します。
洗剤の成分 | 対象汚れ |
界面活性剤(3%)、溶剤 | 食品汚れ |
酸剤 | 菌類 |
研磨剤(50%)、酸剤 | 水垢汚れ |
この洗剤は研磨剤が多いため、シリカの高いところの水垢汚れに対応できる洗剤です。
また、界面活性剤も含まれているため、食品汚れも掃除できます。
なお、界面活性剤に抵抗のある方は、「クエン酸」や「特殊なスポンジ(激落ちくん、ソウさんのウロコ取りなど)」がおすすめです。
おすすめ洗剤④ 「パイプユニッシュ プロ」
成分は以下のとおりで、こちらもシンクの各汚れに効果を発揮します。
洗剤の成分 | 対象汚れ |
水酸化ナトリウム(2%)、次亜塩素酸塩、界面活性剤 | 食品汚れ |
次亜塩素酸塩 | 菌類 |
高粘度のジェルタイプ塩素系漂白剤で、排水溝内部の掃除に適しています。
排水溝は垂直方向に向いているため、ジェルタイプで壁面に付着して、ゆっくり流れ落ちるものがおすすめです。
キッチンのシンクのおすすめ掃除方法
掃除方法は使う洗剤によって変わります。
なので、いくつかの掃除方法をご紹介いたします。
ただし、排水溝の掃除については、特別な掃除方法はないので省略します。
ジェルタイプの塩素系漂白剤を流し込んで、ラベルに記載の時間(〇分間)放置した後に、水道水でしっかりとすすぎましょう。
掃除法① 使う洗剤をできるだけ少なくしたい
先ほどおすすめした「キーラ」や「ウルトラハードクリーナー 水アカ・ウロコ用」は、排水溝を除いて、この洗剤1本でシンク全てを掃除できます。
スポンジに洗剤をたらし、シンク全体を擦り洗いすれば、食品汚れも水垢汚れを落とせますし、多少ですが除菌もできます。
三角コーナーも、洗剤をつけたブラシなどでこすれば汚れを落とせます。
掃除法② 除菌をしっかりしたい
除菌をしっかりとしたい場合、酸素系漂白剤「オキシフィニッシュ」と、「キーラ」または「ウルトラハードクリーナー 水アカ・ウロコ用」の併用になります。
まずは酸素系漂白剤で、シンク底面から数センチのところまで浸かるようにして30分~60分程度放置しましょう。
食品汚れは、主にキッチンの底面付近についているので、この部分をしっかり洗浄、除菌しましょう。
ちなみに、酸素系漂白剤はアルカリ性のため、「キーラ」や「ウルトラハードクリーナー 水アカ・ウロコ用」などの酸性の洗剤よりも食品汚れに効果的。
そして、シンクの残りの部分(側面や蛇口付近)は、「キーラ」や「ウルトラハードクリーナー 水アカ・ウロコ用」などの洗剤で掃除しましょう。
三角コーナーは、ビニール袋に入れて、酸素系漂白剤で漬け置き洗いをしましょう。シンク底面と同様、こする手間なく汚れを落とせて、除菌もできます。
最後に
以上、キッチンのステンレスシンクの掃除についてでした。
掃除方法は使う洗剤によって変わりますが、基本的にはこすり洗いか漬け置き洗いです。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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