当記事はPRを含みます。
- リビング階段を採用しようか悩んでいる
- リビング階段のデメリットがあれば知りたい
- リビング階段でリビングが寒くなるのか
我が家はリビング階段を採用していますが、冬になってから、リビング階段からの冷気で寒く感じるようになりました。
また、リビング階段についていろいろ調べると、寒さ以外にもデメリットがあることがわかってきました。
家を建てる前には気付きにくい内容だったので、住み始めてから後悔する人が多くなりそうだと感じました。
そこで、この記事ではリビング階段のデメリットと、そのデメリットの改善方法についてご紹介いたします。
リビング階段を採用せざるを得ない方もいると思いますが、ある程度改善できますので、この記事を参考にしていただければと思います。
我が家の間取りの実例を交えてご紹介いたします。
リビング階段のデメリット5選
デメリットは以下のとおりです。
・冬が寒い
・電気代が高くなる
・料理のにおいが2階まで上がる
・生活音が気になる
・来客(友人)がリビングを通る
1つずつ詳しくみていきましょう!
リビング階段のデメリット① 冬が寒い
冬になると、2階からの冷気が1階に下りてきて、また2階へ暖か空気が逃げてしまい、1階のリビングが寒くなります。
実際、我が家も冬場の階段近くは寒く、なるべく避けていました。
寒さの感じ方は人それぞれですし、暖房の届く範囲も家によって違いますので、一概には「リビング階段を採用すると寒くなる」というわけではありませんが、いろいろな人の体験談をみると、我が家のように寒くなるところが多いようです。
なお、現在はリビング階段にロールカーテンを設置し、寒さは改善されています。詳細は以下の記事をご覧ください。
リビング階段のデメリット② 電気代が高くなる
先ほど記載したとおり、1階のリビングが寒くなることで、暖房が常にフル稼働する結果、電気代も高くなります。
我が家は太陽光パネルと蓄電池があるので、明確な電気代については不明ですが、理屈上は電気代が高くなりそうです。
リビング階段のデメリット③ 料理のにおいが2階まで上がる
キッチンやダイニングテーブルと近いところにリビング階段があると、料理のにおいが2階まで上がってしまいます。
料理のにおいに関しては、吹き抜けを採用したときに、より2階へと上がってしまいますので、慎重に考えましょう。
リビング階段のデメリット④ 生活音が気になる
階段がリビングと直結しているので、2階の生活音がダイレクトに1階まで届いてしまいます。
家族の気配を感じることはできますが、気になる人は気になることなので、注意したいところです。
リビング階段のデメリット⑤ 来客(友人)がリビングを通る
家族(特に子供)の友人がリビングを通り、家族は落ち着かない、といった場面がありえます。
子供の友人が夜遅くまで家にいると、その友人がいつリビングを通るのかと家族で気にしてしまい、食事、洗濯、風呂などに支障をきたすかもしれません。
子供が小さいうちは問題ないかもしれませんが、子供が中高生になれば起こりえることです。
リビング階段のメリット3選
メリットは以下のとおりです。
・家族とのコミュニケーションが増える
・廊下を少なくできる
・おしゃれなリビングになる
1つずつ詳しくみていきましょう!
リビング階段のメリット① 家族間のコミュニケーションが増える
リビング階段を採用すれば、家族がリビングを経由することが多くなり、自然とコミュニケーションの機会が増えます。
1階と2階間でもコミュニケーションを取りやすくなります。
また、子供がどんな友人と付き合っているかを見ることもできます。
リビング階段のメリット② 廊下を少なくできる
間取りにもよりますが、リビング階段を採用することで、廊下を少なくできます。
結果的に、リビングや2階の各部屋を広くすることができます。
都内の狭小地などに家を建てる場合、少しでも部屋を広くしたいですよね。
リビング階段のメリット③ おしゃれなリビングになる
リビング階段がリビングのデザインの一部になるため、おしゃれなリビングにみえます。
リビング階段のデメリットの改善方法
各デメリットに対しての改善方法は以下のとおりです。
デメリット項目 | 改善方法 |
冬が寒い | ロールスクリーン、その他の方法は後述 |
電気代が高くなる | 冬の寒さを改善させる(上記と連動) |
料理のにおいが2階まで上がる | 換気システムの有無(ハウスメーカーに左右される) |
生活音が気になる | 家族でルールを決める |
友人がリビングを通る | 家族でルールを決める |
「冬が寒い」「電気代が高い」は連動しており、階段のところにロールスクリーンなどを取り付けることで、1階と2階の空気の流れを遮断することが有効です。
その結果、リビングの寒さが改善され、その結果電気代も抑えられます。
「料理のにおい」については、換気システムがあれば、ある程度抑えられますが、ないと正直厳しいです。
「生活音が気になる」「友人がリビングを通る」は、家族内でのルール決めで解決できると思います。
リビング階段採用時のロールスクリーン以外の寒さ対策
リビング階段を経由してリビングが寒くなる原因を把握すれば、ロールスクリーン以外にも改善方法はあります。
まずは原因をみてみましょう。原因は次の2つだと考えられます。
・リビングの天井が高い場合、エアコンの空調が十分に機能していない
・2階の(各部屋の)窓からの冷気が1階に下りてくる
原因① リビングの天井が高い場合、エアコンの空調が十分に機能していない
リビングの天井が高かったり、吹き抜けだと、エアコンの空調が部屋全体に届きづらいです。
空気を循環させるファンを天井に付けたり、全館空調システムを採用することで、部屋全体を温められるため、どちらかは採用した方がいいでしょう。
原因② 2階の(各部屋の)窓からの冷気が1階に下りてくる
2階の各部屋の窓から入ってくる冷気は、そのまま1階へ下りてきますので、1階が寒くなります。
ロールスクリーンの設置が効果的ですが、実は、ロールスクリーンを設置せずとも、2階の各部屋の扉を閉めるだけでも大幅に改善されます。
我が家は以下の図のとおりで、2階の各部屋の扉を閉めることで、1階のリビングの寒さが改善されました。
※階段は、家の中心にあります。
2階の廊下に大きな窓がある場合は要注意
2階の各部屋の扉を閉める方法は有効なのですが、2階の廊下に大きな窓(ベランダに出るような大きな窓)があると、この窓からの冷気が1階へ下りてしまい、1階のリビングが寒くなってしまいます。
ちなみに、僕の親戚の家が、天井高、全館空調システム・ロールカーテンなし、2階廊下にベランダに通じる大きな窓ありで、1階のリビングがものすごく寒いです。
複数の条件が重なっていますが、2階廊下にベランダに通じる大きな窓からの冷気がかなり寒く、その親戚はこの大きな窓を採用したことを後悔していました。
(補足)独立階段は風水的に問題あり?
リビングを通らない「独立階段」という階段があります。例えば、「玄関入ってすぐ階段」は、この独立階段になります。
独立階段のメリット、デメリットは、リビング階段の反対になりますが、独立階段は風水的には良くないといわれています。
玄関から遠い場所に独立階段を採用することもできますが、どうしても不便です。
風水を気にされる方は、独立階段をどこに採用するか慎重に検討しましょう。
最後に
以上、リビング階段のデメリットと、そのデメリットの改善方法についてでした。
リビング階段にはいくつかのデメリットがありますが、どれもある程度は防げます。
リビング階段を採用しようか悩んでいる方がいましたら、この記事を参考に改善策まで含めて検討してみてください。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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