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- 博士課程の進学を考えているけどお金が心配
- 学振に採用されなかったらどうしよう
- これ以上借金したくない
大学院の博士後期課程への進学を考えると、どうしても気になるのが「お金」です。
既に博士課程に在籍している多くの学生は、学費や生活費などのお金の工面を自分でしていると思います。
なお、博士後期課程に進学を考えている人、既に在籍している人であれば、日本学術振興会の特別研究員(通称、学振)をご存知でしょう。
僕も採用されず、お金の面で苦労しました。
同じように悩んでいる方はいらっしゃると思います。
ですが、僕はある財団から給付型の奨学金をいただくことができて、お金の心配をすることなく、研究に打ち込むことができました。
ちなみに、僕は実家住まいだったので、卒業までに多少の貯金もできました
給付型の奨学金事業を行っている財団は意外にも多くありますが、多くの人が知らないと思います。
そこで、この記事では博士後期課程の学生への給付型奨学金事業を行っている財団をまとめました。
なお、給付型の奨学金なので返済不要です。
博士課程の学生は就活も大変です。民間を考えている方は、以下のサイトをおすすめなので、ご参考ください。
給付型奨学金に応募する前の注意点
財団への応募に関する注意点がありますので、以下の点を必ず把握しておきましょう。
併用不可
いくつかの財団に応募して採用された場合、採用された中から1つ選ばなければなりません。
複数の財団から奨学金を貰うことは不可です。
応募期間
「応募しようと思ったけど、募集期間が過ぎていた」なんてことは、よくあります。
募集期間を過ぎてしまうと、1年分の奨学金を逃してしまい、とても勿体ないです。
応募期間を知るためには、各財団のHPで確認しなければならないため面倒でもありますが、タイミングを逃さないように注意しましょう。
修士1年で年間のスケジュールを確認し、修士2年で各財団に応募するのが理想ですね(博士課程3年間支給の場合)。
募集要項
募集要項に下記のような制限が設けられている場合が多いです。
・地域(例えば、関東の大学院のみ)
・研究分野(例えば、食品関係のみ)
・指定校(特定の大学院のみ応募可)
自分の所属大学院(地域)、研究分野と募集要項を照らし合わせてご確認ください。
給付型奨学金をいただける財団
公益財団法人尚志社 :入学費(上限30万円)+授業料等(上限100万円)+書籍費生活費等(月5万円~6万円)(3年間)
公益財団法人吉田育英会 :月20万円(3年間)
公益財団法人双葉電子記念財団 :月10万円(1~3年間)
公益財団法人旭硝子財団 :月10万円(3年間)
公益財団法人中谷医工計測技術振興財団 :月15万円(3年間)
公益財団法人ロータリー米山記念財団 :月14万円(博士後期課程2年から最大2年間)
公益財団法人日揮・実吉奨学会 :年間30万円(1年間)
公益財団法人三菱UFJ信託奨学財団 :月5万5000円(3年間)
公益財団法人本庄国際奨学財団 :月18万円(3年間)
公益財団法人佐藤奨学会 :月3万500円(3年間)
公益財団法人戸部眞紀財団 :月5万円(1年間)
公益財団法人中董奨学会 :月4万円(博士後期課程1年から最大2年間)
一般財団法人高久国際奨学財団 :月7万円(1年間)
一般財団法人鷹野学術振興財団 :年60万円(1年間)
一般財団法人大森昌三記念財団 :月3万円(3年間)
一般財団法人中西奨学会 :月4万円~4万5000円(博士後期課程1年から2年間)
(補足)博士課程の就活も要注意
奨学金の応募期間について年間通して注視しなければなりませんが、それと同様に、博士課程の就活も年間通して目を注視しましょう。
奨学金同様、「応募すらできなかった」では非常にもったいないです。。
まずは就活サイトに登録して、情報収集程度からでも始めておくのがいいでしょう。
個人的におすすめの就活サイトは、博士課程の学生にとっては必須な「アカリク」です。
「アカリク」は、僕も学生のときに使っていて、博士の就活のノウハウも学べました。
なお、「エージェント」を利用すれば、就活を効率的に取り組めるのでおすすめです。
最後に
以上、博士課程の学生向けの給付型奨学金一覧でした。
博士後期課程の多くの学生は、研究をしつつ、お金を工面しなければなりません。
これはとても大変なことなので、給付型奨学金があれば研究に集中できます。
この記事を参考に、お金の面は心配せず、是非、研究に打ち込んでいただきたいと思います。
少しでも参考になれば幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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