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- スタディコーナーを採用しようか悩んでいる
- スタディコーナーの間取りを参考にしたい
スタディコーナーは、仕事や学習をするための机を設けたスペース。
子ども用の学習スペースとして昔から需要がありますが、家の広さは限られており、本当に作るべきか悩ましいものでもあります。
そこで、スタディコーナーのメリット、デメリットの両面からみて、本当に必要かどうかを考えていきます。
ちなみに、わが家は採用しましたので、記事の後半では、わが家のスタディコーナーをご紹介いたします。
スタディコーナーのメリット
- 学習習慣が身につく
- 家事をしながら子どもの学習状況を見られる
- 片づける手間が省ける
- 勉強以外の用途にも使える
- 費用は低め
メリット① 学習習慣が身につく
学習用の専用スペースがあることで、「学習」を日常生活の中に自然を組み込めるため、学習習慣が身に付きやすくなります。
個人的には、これが最大のメリットだと思います。
ダイニングテーブルでの学習も1つの方法ですが、「ダイニングテーブル=食事をするところ」、「スタディコーナー=学習するところ」と明確に分けた方が、子どもにとってはわかりやすいです。
子ども部屋を作っていたとしても、子どもの小さい頃は、子ども部屋を使うことはほとんどなく、日中の大半をリビングで過ごすことになります。
そのリビングにスタディコーナーがあれば、子どもも学習に取り組みやすくなります。
メリット② 家事をしながら子どもの学習状況を見られる
キッチンから見渡せる場所にスタディコーナーがあれば、家事をしながら子どもの学習状況を見られます。
子どもの方にもメリットはあり、わからないところをすぐに質問できます。
学習中に子どもが悩むと、このような流れになりやすいです。
わからず悩む→集中力が切れる→だれる
学習習慣が身についていれば、子ども部屋にいても質問に来たり、自分で調べたりするかもしれませんが、まだ身についていないときには、だれてしまいやすいです。
気軽に聞ける環境を作ることで、こういったことを防げますし、子どもが悩んでいる状況を見かけたら、親の方からも声をかけやすいです。
家族のコミュニケーションの機会も、自然と増えるでしょう。
メリット③ 片づける手間が省ける
専用スペースがあることで、本や筆記用具をそのままの状態で席を離れられますし、席に戻ったらすぐに再開できます。
食事が終わり、食器等の片づけが終わるまで再開できないのも気になるところ。
スタディコーナーがあることで、子どものペースで取り組めるのがいいですね。
メリット④ 学習以外の用途にも使える
スタディコーナーは、子どもの学習以外にも、テレワークや裁縫などの家事スペースとしても使えます。
子どもがリビングで遊んでいるときでも作業ができ、かつ作業を中断しても片付ける必要はなく、すぐに再開できます。
メリット⑤ 費用は低め
スタディコーナーは、個室というより開かれた空間(スペース)のため、書斎のほどの広さも費用もかからず採用できます。
造作の机や備え付けの机を設置すれば、そこをスタディコーナーとできます。
スタディコーナーを後付けするならリフォームです。
興味のある方は、まずリフォーム業者へ見積りを取ってみましょう。
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スタディコーナーのデメリット
- 場所が必要
- 不便、不要と感じても取り外しできない(造作の机に限る)
- 集中しづらい、一方でテレビを観られないなどの弊害も
デメリット① 場所が必要
スタディコーナーを作る費用は低めですが、間取りによっては場所の確保が難しいかもしれません。
一方で、スタディコーナーを作ってしまったことで、リビングやダイニングが狭くなり、生活に支障が出ることもありえます(例えば、通路が狭くなって移動しづらくなる、など)。
スタディコーナーを採用する場合は、その他の空間との兼ね合いも考慮することが重要です。
デメリット② 不便、不要と感じても取り外しできない(造作の机に限る)
造作の机に限った場合ですが、一度作ってしまうと、不要、不便だと感じても取り外しできません。
上記でも記載しましたが、スタディコーナーを作ることで日常生活で不便に感じることが出るかもしれません。
また、子どもが小さいころにはスタディコーナーを頻繁に使っていても、子どもが成長したら全く使わなくなるかもしれません。
将来のことはわかりませんが、こういったシチュエーションもありえることを考えておきたいですね。
デメリット③ 集中しづらい、一方でテレビを観られないなどの弊害も
スタディコーナーがリビングから近いところにあると、子どもが学習に集中しづらくなるかもしれません。
これは子どもの性格によります。ファストフード店で勉強する人もいれば、テレビのような雑音があると集中できない人もいます。
ちなみに、僕も雑音があると集中できない人なので、リビングに近い学習スペースは不向きです。
テレビ番組を予約して後日観たり、家族でコミュニケーションを取ったりなど、上手く対応しましょう。
スタディコーナーの参考事例
スタディコーナーといっても、いろいろな広さ、仕様があります。参考事例を載せますので、これから採用を考えている方はご参考ください。
ダイニングに造作の机があります。
通路幅がやや狭く感じるかもしれませんが、デッドスペースになりそうなところに上手くスタディコーナーを作っていますね。
リビングかダイニングの壁際に折り畳みの机が取り付けられています。
使うときのみ机を広げるため、リビングやダイニングを狭くする頻度も少なくなりますが、机に物を置きっぱなしにするようなことは難しいです。
階段下のスペースに造作の机を作り、スタディコーナーにしています。
机の横幅から、2人分のスペースはあると思いますが、階段に近い方の机では作業がしづらく、実質1人分のスペースになるだろうと思います。
スキップフロアを作り、スタディコーナーにしています。十分な広さもあり、快適な空間になっていますね。
階段を上がった先の廊下に造作の机を作り、スタディコーナーにしていますね。
椅子を並べると、通路幅がやや狭く感じるかもしれません。
スタディコーナーと書斎の違い
スタディコーナーは、どちらかというと子ども向けの場所で、親の目が届きやすいように開かれた空間になっていることが多いです。
一方、書斎は大人向けの場所で、どちらかというと閉じられた個室であることが多いです。
ただ、書斎にはクローズ型(個室)とオープン型があり、オープン型をスタディコーナーとみなすこともできます。
わが家がスタディコーナーを採用した理由
最後に、わが家のスタディコーナーについてのご紹介です。
まずスタディコーナーを採用した理由は、子どもにとって学習が日常の一部になるような家にしたかったからです。
学習の習慣は今後の長い人生でとても役に立ちます。その習慣を子どもの頃から少しずつでも養えればと考えて採用しました。
上記のとおり、スタディコーナーにはメリット、デメリットがありますが、わが家にとってはメリットの方が圧倒的に大きかったので採用しました。
スタディコーナーの必要性は、家づくりの優先順位、ライフスタイルによって変わりますので、作る作らないが正解ではなく、自分たちの考えに沿って判断することが正解といえます。
これはスタディコーナーに限らず、家づくり全般にいえることです。
【わが家の事例】ダイニングにスタディコーナーを作るも妻の仕事場に・・
わが家は、ダイニングの壁際に造作の机を採用しました。
サイズは幅170 cm×奥行43 cmで、2人分の作業スペースがあります。このスペースの上にもダウンライトを1つ採用しています。
当初はPC 1台だけ置く予定でしたが、PCのスペックや仕事で使うソフトの関係で、2台置くことに。
妻の個室を作らなかったことも原因です。
【わが家の事例】リビングに備え付けの机を設置、ホワイトボードも採用
現在は、リビングの空いているスペースに備え付けの机(サイズ:幅80 cm×奥行50 cm)を置いて、ここを子どもの学習スペース(スタディコーナー)としています。
わが家のリビングは物が少ないので、後からでも机を置けました。
さらに、食事のときでも片付ける必要はなく、掃除の負担がだいぶ少なくなっています。
また、子どもの疑問点解決、理解度アップのため、この机の前に壁掛けのホワイトボード(サイズ:横90 cm×縦60 cm)も設置しました。
このホワイトボードのおかげで、子どもの疑問点に対して説明しやすくなり、子ども自身も足し算などの問題を書いたりと、積極性が増したように感じます。
僕自身、家づくり当初からホワイトボードを採用したいと考えており、実際に採用してみて、スタディコーナーとともにとても満足しています。
まとめ
以上、スタディコーナーのメリット、デメリットの両面からみて、本当に必要かどうかの解説でした。
スタディコーナーの必要性は人によってわかれますので、メリット、デメリットの両面を把握した上で、本当に必要だと感じたら作りましょう。
後付けも比較的簡単にできるので、気になる方は後付けリフォームを検討してみましょう。
当記事が、そのための判断材料になれば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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