- ホワイト企業に行きたい
- ホワイト企業の探し方を知りたい
- 会社選びで見るべきポイントを知りたい
世の中には多くの会社があり、その中にはブラック企業、ホワイト企業といわれる会社があります。
多くの人が「ホワイト企業」といわれる会社に行きたいのではないでしょうか。
そこで、この記事では、ブラック企業、ホワイト企業の見分け方についてご紹介いたします。
実際、僕も就活のときに実践して、ホワイト企業に入社することができました。
一般的には、大企業はホワイト企業が多く、中小企業がブラック企業が多いとのイメージをお持ちかもしれませんが、中小企業でもホワイト企業はあります。
この記事の内容を参考にすれば、ホワイトな中小企業を見つけられるでしょう。
これから就活、転職を控えてい方は、参考にしていただければと思います。
ブラック企業、ホワイト企業の定義は人によって変わる
まず大前提として、次の点を押さえておきましょう。
何を基準にするか、何を優先するかで、ブラック企業とホワイト企業の定義は変わること。
例えば、給与を優先したければ(ある程度残業をして)バリバリ働きたい人もいれば、給与が多少低くてもワークライフバランスを優先したい人もいます。
バリバリ働きたい人からしたら、仕事の時間が多少長くなっても(限度はありますが)ブラックとは感じないかもしれません。
ベンチャー企業を考えている人に多そうです。
給与についても、人によって多い少ないの意見が分かれます。
ただ、世間一般に言われるホワイト企業は、次のような特徴があります。
・ 給与、福利厚生が良い
・ 残業が少なく、休日も多く、ワークライフバランスが良い
・ 有休を取りやすい
あくまで世の中の傾向ですが、飲食業界や配送業界はブラック企業が多く、メーカーはホワイト企業が多いです。
理系の人はメーカーを志望することが多いので、自分の専門分野に近い会社から探すといいでしょう。
文系の人は自分が好きな製品を取り扱っているメーカーから会社を探してみてはいかがでしょうか。
数値で見分けるブラック企業とホワイト企業
会社が公表している数値を見れば、ある程度のことはわかります。
企業探しで注意して見るべきポイントをまとめます。
ちなみに、僕が働いている化学メーカーの各数値も併せて記載します。
・離職率 (ほぼゼロ%)
・給与 (平均700万円以上)
・福利厚生 ( 年間休日130日以上、住宅手当、家族手当あり、残業代支給あり(営業はみなし残業) )
・残業時間 (約10時間/月)
・有給取得率 (約50%)
実際、僕が就活をしていたときは、これらの数値を見て企業を探してい ました。
離職率(超重要)
ブラック企業かホワイト企業の見分けにおいて、「離職率」の数値はとても重要です。
※離職率: 入社してから3年以内に辞めた人の割合
離職率は、数値が高いほど会社を辞める人が多いことを示しています。
会社を辞める人は、「もっと力を付けたい」というポジティブな理由なこともありますが、給与面、長時間労働、会社の雰囲気、人間関係、仕事が合わなかった、将来性がない、などのマイナスの要因によることが多いのではないでしょうか。
業界にもよりますが、数値が高いと何かしらのマイナスな要因があると考えた方がよいでしょう。
特別な理由があれば別ですが、特に理由もなく離職率の高い企業に進むことはおすすめしません。
離職率は四季報に記載されているので、簡単に調べられます。
口コミサイトを見れば、社内の雰囲気や退職理由を知れるので、参考になると思います。
給与、福利厚生
給与は四季報やインターネットの情報、福利厚生は会社のHPを参考にしましょう。
業界によりますが、残業時間が多く激務なのにもかかわらず、給与の低い企業はたくさんあります。
大企業の方が給与は良い傾向にありますが、探せば中小でも給与の良い企業はあります。
「特別なスキルを身に付けたら転職する」「お金よりも、この業界の仕事がとにかく好き、やりがいがある」など、特別な理由がなければおすすめできません。
若いうちは給与が低くても問題ないかもしれませんが、結婚して子供がいれば家族の生活もあるので、しっかりと考えましょう。
残業時間
お金を稼ぎたいと考えている方は、ある程度の残業は受け入れられるかもしれません。
ただし、長時間労働が続くと、体調を崩す場合があるので要注意です。
身体は働く上での重要な資本なので、体調を崩してしまうと働けず、結果的に給与が低くなってしまうかもしれません。
また、若いうちは長時間労働をできても、結婚して子供ができたり、自分自身の体力が低下し始めると、徐々に厳しくなってきます。
有給取得率
有給取得率は次のとおり。
数値が高いほど従業員は有休を取っており、社内でも有給を取得しやすい雰囲気があるといえます。
有給取得率の低い会社は、会社の雰囲気、働き方を調べた方がいいでしょう。
口コミで見分けるブラック企業とホワイト企業
これまでは数値面についての紹介でしたが、数値ではわからないところもあります。
それがこの2つ。
・人間関係(社内の雰囲気)
・ワークライフバランス
会社を辞める理由において、「人間関係」は必ず上位にきます。
人間関係に関連するところで、ワークワイフバランスもしっかりみましょう。
残業時間が短い会社でも、飲み会が頻繁に開催され、ほぼ強制で参加しなければならないところもあります。
また、休日にはイベントがあり、従業員は参加しなければならない、といった会社もあります。
これは人によって考え方が違うので、「飲み会、休日のイベントも大丈夫」という人は問題ありませんが、そうでなければ地獄です。
ここら辺も調べておきたいところです。
僕が就活のときに使っていたサイトはこちらです 。
(補足)業績の悪い会社はおすすめしない
当然ですが、業績の悪い会社はおすすめしません。
業績が悪ければ、ボーナスカット、残業代なし、長時間労働になる可能性があるからです。
会社の業績については、これら3つを確認しましょう。
・営業利益率
・自己資本比率
・自己資本利益率(ROE)
ただし、業界によって数値が大きく違いますので、同じ業界内で比較することをおすすめします。
営業利益率
(売上高)営業利益率(%)=営業利益÷売上高×100
営業利益は、売上高から、その売上高にかかった費用(製品の開発費用、販売費、人件費など)を引いたものです。
当然ですが、費用をかけずに売上を出せれば、自社に多くのお金が残ります。
会社にお金があると将来への投資ができ、会社はさらなる成長できるため、好循環を生み出せます。
売上も重要ですが、個人的には利益率を見ることをおすすめします。
自己資本比率
自己資本比率は、簡単にいうと、会社経営に自社のお金をどれくらい使っているか、を示しており、数値が高いほど会社の負債(借金)が少ないです。
一般的に、自己資本比率40%以上であれば、潰れにくいといわれます。
中には、自己資本比率100%は無借金経営の会社もあります。
>>>自己資本比率について、より詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
なお、会社によっては、銀行との付き合いを保つために、あえて一部銀行から借り入れすることもあるようです。
自己資本比率が極端に低い会社は経営状態が危ないので、避けたほうが良いでしょう。
自己資本利益率(ROE)
ROEは、会社の利益をどれだけ効率良く出せたかの指標になります。
10~20%であれば優良企業といえます。
なお、式で表すと次のようになります。
最後に
以上、ブラック企業、ホワイト企業の見分け方についてでした。
中小企業でもホワイト企業はあるので、会社探しの参考になればと思います。
冒頭でも記載しましたが、特定のスキルを身に付けたい、特定の業界で働きたい、といった事情があれば、そちらを優先した方がいいでしょう。
価値観は人によって違いますので、自分の価値観をしっかり見直した上で、自分に合った企業に入れるように頑張っていきましょう。
当記事が参考になれば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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